ラッキーセブンの由来とは?様々な説や縁起が良いとされる理由、7にまつわる事象を紹介

この記事を読んでいるあなたは、

  • ラッキーセブンの由来を知りたい
  • ラッキーセブンについて知りたい
  • ラッキーセブンが縁起が良いとされる理由が知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、そんなあなたに「ラッキーセブンの意味や由来、「7」にまるわる言葉」などをお伝えしていきます。

ラッキーセブンの意味

スロット

ラッキーセブン(Lucky Seven)の意味は、7を幸運の数字であるとする考え方です。

西洋で生まれた考え方ですが、日本でも一般的に使われています。

例えば、スロットで「777(スリーセブン)」が出たら、ラッキーセブンとよく言われるように、一度は耳にしたことがあるかと思います。

なぜ、他の数字ではなく、7が使われるのか不思議に思うかもしれません。

実は、野球や聖書など、さまざまな由来があるため、下記で解説していきます。

ラッキーセブンの由来は?なぜ縁起が良いのか

野球

ラッキーセブンの由来には、

  • 野球説
  • 新約聖書説
  • 七大天使説

の3つの説があります。

これから順番にご紹介していきます。

野球説

ラッキーセブンは、メジャーリーグの7回の攻撃で流れが変わることがよくあり、それが由来とされています

1885年に、シカゴ・ホワイトストッキングスが、7回に打った球が強風でホームランとなり、優勝を勝ち取りました。

そして、勝利投手が「ラッキーセブンス」と発言したことが、ラッキーセブンの由来とされています。

また、野球の7回は、

  • ピッチャーが疲れてきて、バッターが打ちやすくなる。
  • ピッチャーの交代が多い。

など、チャンスが生まれやすい回であると信じられています。

統計的な根拠はないですが、野球ファンには慣例の考え方です。

新約聖書説

聖書で「7」が聖なる数といわれるのも、ラッキーセブンの有力な由来です。

聖書では、「神は、世界を6日間で創り、7日目に休息した。」と書かれています。

このような意味で、「7」を神の数字とする考え方が、ユダヤ教からキリスト教・イスラム教へと広がりました。

また、同じ理由で、「7」は「完全」「完成」を意味する言葉でもあります。

そのため、「7つの海」や「七不思議」など、ありとあらゆるものを表す言葉にもよく使われるようになりました。

七大天使説

ユダヤ教やキリスト教での「七大天使」も、ラッキーセブンの由来とされています。

七大天使(しちだいてんし)とは、ユダヤ教やキリスト教で、最も有力な天使という意味です。

七大天使は、

  • ミカエル
  • ガブリエル
  • ラファエル
  • ウリエル

の四大天使と、宗派によって異なる三天使を加えたものです。

三天使の例として、東方正教会では、

  • イェグディエル
  • サラフィエル
  • バラキエル

などがあり、宗派によりさまざまな例があります。

日本でも七福神という言葉があるなど、「7」は縁起がいい数字となっています。

数字の「7」にまつわる言葉や事象

ラッキーセブン事象

「7」は重要な数字として、さまざまな言葉や事象に使われています。

  • 七福神
  • 七不思議
  • 7つの大罪
  • 七大陸・7つの海
  • 週の日数

ここからは、7にまつわるものの意味や由来について、1つ1つ解説していきます。

七福神

七福神(しちふくじん)は、「福をもたらす」神の集まりです。

「七難即滅、七福即生(しちなんそくめつ、しちふくそくしょう)」という、七福神を信仰することで、7つの難が消え、7つの福を得られる、といった縁起がいい言い伝えもあります。

七福神は、

  • 恵比寿天(えびすてん)
  • 大黒天(だいこくてん)
  • 毘沙門天(びしゃもんてん)
  • 福禄寿(ふくろくじゅ)
  • 寿老人(じゅろうじん)
  • 弁財天(べんざいてん)
  • 布袋尊(ほていそん)

の7人の神様です。

日本では、室町時代から農民などに信仰されており、縁起がいい数字として「7」が使われています。

七不思議

七不思議(ななふしぎ)は、ある地域において不思議な事柄を7つ集めた伝承をさします。

日本では、「7」は、縁起がいい数とされ、神的な出来事を意味していましたが、現代では、怪談や都市伝説でよく使われるようになりました。

また、「世界の七不思議」とよばれる、古代で芸術的に素晴らしい7つの建造物を意味する言葉もあります。

具体的には、

  • ギザのピラミッド
  • オリンピアのゼウス像
  • エフェソスのアルテミス神殿
  • バビロンの空中庭園
  • ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
  • ロドス島の巨像
  • アレクサンドリアの大灯台

の7つです。

「ギザのピラミッド」は現在も残っていますが、他の世界の七不思議は、遺跡や廃墟となっていたり、消失していたりします。

7つの大罪

7つの大罪は、人間を罪に導く可能性がある欲望や感情を意味します。

主にカトリック教会で使われ、罪の重い順番に、

  • 嫉妬(しっと)
  • 傲慢(ごうまん)
  • 怠惰(たいだ)
  • 憤怒(ふんぬ)
  • 強欲(ごうよく)
  • 色欲(しきよく)
  • 暴食(ぼうしょく)

となります。

6世紀にグレゴリウス1世によって、7つの大罪が定められました。

七大陸・7つの海

「七大陸」や「7つの海」は、世界の大陸や海を7つに分けた総称の意味です。

7は「完全」を連想する数字なので、一般的には、「全ての大陸・海」の意味で使われます。

「七大陸」は、主に以下のように分けられます。

  • 北アメリカ大陸
  • 南アメリカ大陸
  • アジア大陸
  • ヨーロッパ大陸
  • アフリカ大陸
  • オセアニア大陸
  • 南極大陸

一方、「7つの海」については、

  • 北太平洋
  • 南太平洋
  • 北大西洋
  • 南大西洋
  • インド洋
  • 北極海
  • 南極海

が挙げられます。

週の日数(一週間)

「7」に関わる言葉として、最も身近なのは「週の日数(一週間)」です。

一週間が7日と決まったのは、月の満ち欠けが由来とされています。

新月から新月に戻るのがおよそ29.5日であったため、分かりやすく7日×4週間で区切ったと考えられています。

また、聖書の「神が6日で世界を創って、7日目に休んだ」ことになぞらえて、古代ローマで、7日ごとに休日を定めたことが由来ともされています。

7日それぞれに対して、太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星を当てはめるようになったのが、曜日のきっかけとなっています。

ラッキーセブンの由来まとめ

7の由来のまとめ

今回は、「ラッキーセブンの意味や由来、「7」に関する言葉」について、取り上げました。

さまざまな「7」のついた言葉について、改めて意味や由来を考えると、とても興味深かったと思います。

皆さんも身近にあるさまざまな言葉に対して「なぜなんだろう?」と意味を考えると、知らない事実を発見できるかもしれません。